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TOEIC Speaking and Writing Tests

皆さんは、TOEICテストには2種類あるのをご存知ですか?

 

求人の募集条件によくある「TOEIC ◯◯点以上」というのは、TOEIC Listening & Reading Tests (リスニング&リーディング)のスコアを指している事がほとんどです。これはその名の通り、英語のリスニング力(聞き取る力)とリーディング力(文法、語彙、読解力)を計るテストです。いわゆるreceptive skills (受容能力:受動的な技能)のことですね。日本ではこちらを受験する人が圧倒的に多い様です。受験や就職で提出が求められるのがこちらのスコアなので自然な流れだと思います。

 

ではもう1つのテストは、どんなテストなのでしょう?

それは、TOEIC Speaking & Writing Tests(以下S&Wテスト) というものです。

このテストでは英語を話す力と書く力(productive skills: 産出能力、アウトプット)が計られます。英検のような筆記/面接ではなく、試験会場にいってコンピューターで受験します。

 

実は去年の夏、私もこのS&Wテストを初めて受験してきました。私は大阪の試験会場で受験したのですが、コンピュータールームのような部屋で全員一緒に受験します。英検の面接も緊張しますが、こちらは隣の画面が見えない程度の仕切りがあるだけなので、他の受験者が答えている声やキーボードの音が聞こえて、違った焦りと緊張がありました(^^;)

スピーキングテストは20分程度で、マイクに向かって答えた音声が録音されます。

問題は、音読、写真描写、聞かれた質問に答える、情報を読み取って質問に答える、問題理解と解決策の提案、意見を述べるといった内容です。

スピーキングの後、ライティングのテストに移ります。

こちらは60分程度で、内容は写真描写、Eメールへの返事、出題されたトピックについて意見記述(300語以上)です。

受験してみての感想は、「どんな問題が出るかわからない中、限られた時間内に考えて回答しないといけないのでかなり焦る〜(><)」です。

 

このテストはただ単に英語力を計るだけでなく、瞬時に判断して適切な事を言うというコニュニケーション能力も非常に大事な要素になってくるので、スコアが上がってくればビジネスの場面でも有効な能力が養われるのではないでしょうか。

本当に仕事に使える英語力があるかどうかを証明するには、私はこちらのS&Wテストの方が説得力があるのではないかと思います。相手の言っていることや資料の内容が理解できても、相手に伝えることができないと意味がないですもんね?

2020年には大学入試にもスピーキング、ライティングが加わるといわれています。これからはTOEICのスコアも「1390点中(L/R:990点、S:200点、W:200点の合計)何点?」と聞かれる時代になるかもしれないですね。

TOEIC Speaking & Writing Tests、是非チェックしてみてください!